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2026年6月9日

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百閒町瀧本邸(ひゃっけんまち たきもとてい)

瀧本邸

上越市頸城区百間町に所在する百閒町瀧本邸は、黒塀に囲まれた堂々たる構えをもつ、上越市を代表する豪農の館です。

約300年にわたり頸城の地で栄えた瀧本家の歴史と、大正期の書院造建築を今に伝える、地域の近代史を象徴する貴重な文化財です。

 

家系と歴史的背景

瀧本家は、約300年前、上ノ郷から大瀁(おおぶけ)郷開墾の進展に伴い現在の地へ移住し、以後代々、大肝煎格の大地主として地域社会を支えてきました。

昭和19年(1944)当時には、91.3町歩もの農地を所有するなど、頸城地方屈指の豪農として知られています。

また、瀧本家からは多くの地域指導者が輩出され、村政・県政の中枢を担ってきました。

 

建築・邸内構成

邸内には、懐徳亭(かいとくてい)と呼ばれる離れ座敷が保存されています。

懐徳亭は、大正2年(1913)に上越市西城町の瀬尾氏宅離れとして建てられた書院造建築で、大正時代を代表する住宅建築の一例です。

  • 大正2年:懐徳亭建築(瀬尾氏宅離れとして)
  • 昭和15年:現在地(瀧本邸)へ移築

簡素でありながら格調高い書院造の意匠は、当時の上質な住文化を今に伝えています。

 

文化財としての価値・見どころ

  • 頸城地方屈指の豪農・名家の邸宅
  • 約300年にわたる大地主・地域指導者の歴史
  • 大正期を代表する書院造建築「懐徳亭」
  • 黒塀に囲まれた重厚な屋敷構え
  • 地域の農業・治水・行政史と深く結びついた文化財

百閒町瀧本邸は、平成24年(2012)8月13日に登録有形文化財に指定されました。

近年は、NPO法人「くびきのお宝のこす会」により管理・整備が進められ、公開イベントなどを通じて地域文化の継承が図られています。

 

所在地・見学情報

  • 所在地:〒942-0127 新潟県上越市頸城区百間町257
  • 文化財指定:登録有形文化財(平成24年)
  • 見学:公開イベント時に見学可能(管理団体へ要確認)

 

 

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